2025年5月6日

イタリアでは春の食材といえばカルチョーフィやアスパラガスなどが旬を迎えていますね。
旬の食材と言う事で、浜坂漁港へホタルイカを求めて行ってきました。

浜坂漁港は日本海側の新温泉町にあり、その名の通り湯村温泉を始め多くの温泉地がある地域で、冬の松葉ガニは言わずもがな、春のホタルイカも絶品で全国有数の水揚げ量。
春はホタルイカ、夏は白いかにアワビ、秋は赤エビ、冬は松葉ガニと美味しいものづくし。
漁港すぐ横の市場でその日水揚げされた新鮮な魚介類が買えます。


ボイルされたものと生のホタルイカとタコを購入。
※生ホタルイカの茹で方
新鮮なホタルイカを冷水で軽く洗って、沸騰したお湯に塩(海水程度)を入れ、ホタルイカ投入
(ここで温度が下がらないように注意!)、再沸騰してから1分半程加熱、ぷっくりして紅色になったら冷水でしっかり冷やす。
予熱が残ると色が悪くなりえぐみが出てしまうのでしっかり冷やしてくださいね。
この茹でる時のお塩ですが、諸寄で出会った地元の方達は、ゆでる時に特に塩はいれないでいいよーと。茹でて直ぐ食べたらどちらも美味しかったですが翌日まで置くならお塩有りかな。お勧めの食べ方は?で教えて頂いたポン酢におろしショウガ、茹でた直後の柔らかいイカとの相性が本当に抜群でしたよ。
今回はそんな旬の新鮮ホタルイカを使ってペペロンチーノをつくりました。ボイル後に目(気になる方は口と軟骨もとってくださいね)を取り除いています。
材料:新鮮なホタルイカ、オリーブオイル、伝統製法パスタ、にんにく、唐辛子、イタリアンパセリ

①少し塩を感じる程のお湯でパスタを茹でる。
②フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れて香りが出るまで弱火で加熱、そこにホタルイカを加えてさっと加熱してオイルに味を移してパスタのゆで汁をお玉1杯加える。(ホタルイカは一度別の容器に取り出しておく)
③袋に記載されている茹で時間の1分前にパスタをフライパンに移してお玉2杯を加えて丁度いい硬さまで煮込んでいき程よい硬さになったらオリーブオイルを回し入れて混ぜる。ホタルイカ、イタリアンパセリを加えてまぜあわせて完成です。
※パスタの塩水の濃度で塩加減が変わるので、味を見て調節してくださいね。


テフロンタイプの国産パスタ(もちもち食感)と、ブロンズタイプの伝統製法パスタで作ってみました。初めは国産も悪くないと思ったけれど、食べ比べるとパスタ本来の味の違いともちもち具合は歴然の差!
国産パスタはつるつるしてのど越しはいいのだけど、頼りないというかいまいち満足感にかける。それが良いと言う人もいるのかもしれないけれど、小麦の味ってこんなに感じないんだっけ?となんだか消化不良になってしまった。
少し時間はかかるけれど、ホタルイカの出汁をしっかり蓄えた伝統製法パスタ、もちもちの食感と絡んだ具材が合わさって、そうそうコレコレと自画自賛の美味しさでした。