2024年12月25日
正式にOlio Arke社のオリーブオイルの分析表の一部を開示いたします。
測定機関:Centro Analisi Biochimiche Sas.
酸度:0.15%
過酸化物価:3.3meq/Kg

エクストラバージンオリーブオイルはEU規則において酸度0.80%以下と定められています。
酸度は傷や虫食い等の影響がなく、収穫から短時間で搾油された物ほど低い数値で表されます。
傷があったり収穫から長く時間がたつと本来結合している脂肪酸の結合が外れます。
酸度はその結合の切れた脂肪酸の量を測ったものです。 なので、傷や虫によるダメージが無く、収穫から短時間で酸素に触れずに搾油された新鮮なオリーブオイルは数値が低く表れます。
過酸化物価もオリーブオイルの品質を決める指標の1つで、国際オリーブ協会では20meq/Kg以下と規定されています。
オレイン酸などの不飽和脂肪酸が酸素に触れる事で過酸化脂質を形成し、この数値が高くなるほど酸化・油っぽさ・油臭さとして現れます。
日本にはまだオリーブオイルを正しく規定する規則がありません。
安全性は食品衛生法の各規則によって守られていますが、オリーブオイルの品質を正しく規定する法規はないのが実態です。
JAS規格がその一部を担っていますが、ヨーロッパなどの規格に比べると品質グレードなどもなくザックリとしたものです。
EUでは前述の通り酸度0.8%以下、過酸化物価20meq/Kgと定められていますが、日本はその規定はありません。
オリーブオイルはオリーブの品種・産地・時期によってその風味が異なります。
農家さんの考えも、お客様それぞれの嗜好も異なりますので、一概に数値ばかりを気にされる必要はないと思いますが、オリーブオイルは幾つもの健康効果が報告されています。
オレイン酸による悪玉コレステロールの低下、動脈硬化の予防から便通の改善など、せっかく健康によいオリーブオイルです。信頼のおけるお店から好みの1本を見つけてください。