2月14日はいわずとしれたバレンタインデー
女性から男性に愛を告げる日
そしてバレンタインチョコレート
バレンタインといえば日本ではチョコレートを贈る日としてすっかり定着しています。
でもその起源をたどると、実はイタリア・ウンブリア州の小さな町『テルニ』に行き着くんです。
テルニは、聖ヴァレンティーノが司教を務めた町。
恋人たちを密かに結婚させたという伝説から(※諸説あります)
「愛を祝う日」としてのバレンタインはこの町から広がった と言われています。
日本のように“甘いものを贈る日”というより、
大切な人への思いを静かに伝える日。
そんな空気が、今もウンブリアの街々に残っています。
ウンブリアに息づく“甘さだけじゃない”伝統菓子
この地域では、古くからスパイスやナッツ、はちみつを使ったお菓子が多く、
素朴でいて、深みのある味わいが特徴です。

その代表が 『パンペパート』

名前の通り Pane(パン)+ Pepe(胡椒) に由来し、
はちみつ、ナッツ、ドライフルーツ、スパイスをぎゅっと練り込んだ冬の伝統菓子。
見た目は素朴なのに、一口食べると甘さの奥からスパイスの香りがふわりと広がり、
“甘さだけじゃない大人のお菓子”としみじみ感じます。
ウンブリア州でも地域によってスパイスの配合や形、食感、コーティングチョコレートの有無とさまざま。
テルニのパンペパートが特に知られているのは、
バレンタイン発祥の地という背景と、中世から続くスパイス豊かな独自のレシピが今も受け継がれているから。
ウンブリアの中でも特に黒胡椒がしっかり効いている“個性のあるパンペパート”として愛され続けています。
写真はアッシジで撮影したもので平らなタイプ。アッシジは地理的にテルニより北に位置していて、ノルチャ(山岳地帯)に近い文化圏。テルニほどスパイシーじゃなくノルチャほど素朴すぎない“中間タイプ”になるのでしょうか。ウンブリア全体で愛されているお菓子だということを改めて実感しました。
ちなみにウンブリアでは、ペルージャの Baci(バーチ)チョコレート がとても有名で、
“愛のメッセージが入ったチョコ”としてイタリア全土で親しまれています。
イタリアらしいロマンチックなネーミングですよね。
ウンブリアと隣接したトスカーナ、州境は食も共通するところが多くある様に感じました。
そして今年のバレンタインに合わせて、
トスカーナ産のエクストラバージンオリーブオイル と
トスカーナ産の甘露蜜(ハチミツ) をご用意しまいた。
(※ハチミツはごく少量の為、出店メインの販売となります)
どちらもイタリアらしい“自然の恵みそのもの”の味わいで、
華やかさよりも 素材の良さと想いを伝える力を感じる品です。
オリーブオイルは、料理にひとしずく添えるだけで香りが立ち、
日常の食卓を少し豊かにしてくれる存在。
甘露蜜は、パンやチーズ、ヨーグルトに合わせると
優しい甘さが広がり、心までほぐれるような味わい。
“日々を丁寧に過ごしてほしい”という気持ちが伝わる贈り物 です。
テルニ発祥のバレンタイン、
ペルージャのBaciチョコレート、
そして大人の味わいのパンペパート。
これらに共通しているのは、
派手さよりも“想い”を大切にしているところ。
イタリアでは、愛を祝う気持ちを
食や時間を通して分かち合います。
今年のバレンタインは、
そんな背景に思いをはせながら
贈り物を選んでみるのも素敵ですね。