2026年6月11日
2024年10月収穫の無濾過のエクストラバージンオリーブオイル
賞味期限(2026.4.30)を過ぎて「今はどんな味になっているのだろう」と気になり、改めて味わいを確かめてみました。

ボトルを開けた瞬間の香りは、収穫直後のあの青々しさよりも少し控えめに。
喉にピリッとくる辛味は感じるものの穏やかになり、代わりに丸みのあるフルーティーさが前に出ています。
辛味があるオイルが得意でない方には、今の方が使いやすいと感じられるかもしれません。
それほどオリーブの風味はきちんと美味しさを保っていました。
ただ、味わいはどうしても主観的なもの。 そこで今回は、国際オリーブ協会(IOC)準拠の方法で、成分の検査もお願いしました。 (測定機関:公益財団法人 日本食品油脂検査協会)
結果は次のとおりでした。
ARKE ・酸度:0.21% ・過酸化物価(PV):8.5 meq/kg
ARKE BIO ・酸度:0.20% ・過酸化物価PV:8.6 meq/kg
どちらも、IOC が定めるエクストラバージンの基準をしっかりと下回っています。
酸度はオイルの“傷みにくさ”の目安。 無濾過のオイルは果肉由来の微粒子が少し残るため、未開封でもゆっくりと酸度が上がりますが、今回は 0.21% と、プレミアムの目安とされる 0.30%以下 を維持していました。
PV は酸化の初期段階を示す数値。 こちらも 8.5~8.6 meq/kg と、IOC 基準(20以下)はもちろん、高品質の目安とされる 10以下 に収まっています。 オリーブに含まれるポリフェノールなどの抗酸化成分が、しっかり働いてくれていたのだと思います。
(参考:製造販売時の検査結果は 酸度 0.15%、PV 3.3 ※測定機関:Centro Analisi Biochimiche Sas.)
今回の検査を通してあらためて感じたのは、 良いオリーブを丁寧に搾り、きちんと保管されたオイルは、賞味期限を過ぎても急に品質が落ちるわけではない ということでした。
まだまだ美味しいとはお伝えしていたのですが、数字がそれを静かに裏付けてくれたように思います。
最後に、これから暑くなる季節の保存について少しだけ。
オリーブオイルは本来、冷蔵庫での保存は推奨されていません。低温で固まり、とける、固まるを繰り返すと風味が変わりやすくなるためです。
ただ、ここ数年の夏は想像以上の暑さが続きます。 未開封のボトルを長く置いておく場合、常温が30℃を超える環境が続くようなら、野菜室に保管する方がいいかと思います。